家の中に引きこもる生活がふつうになると、町に出るのも億劫、庭に出るのさえ億劫という、まことに怠惰な暮らしに成りはてるのではありませんか。日本の庭園は、大型のものには池泉回遊式という、眺め歩いて楽しむ庭園もありましたが、小型のものは、外に出ることなく縁側から眺める庭でした。住宅の庭もその超小型版なので、やはり出る庭という資質はもたず、庭に出る暮らしは成立しませんでした。しかし、その一方農家の縁側の前に広がる庭もありました。
(参考)
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これは見る庭ではなく、出る庭でした。生活が家の中だけで完結することができない、農家の生活が必要とした庭です。家の中を狭く感じるなら、積極的に庭に出る暮らしを考えましょう。庭に生活を定着させるにはテラスを造る手もありますが、庭に下りるのは履物のことがあって面倒なら家の中からそのまま出られる濡れ縁型のデッキが適当です。テラスよりもデッキの方が、大抵の人にとっては使う頻度が増えると思います。