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知り合いの大工さんに頼んで見てもらったときに言われた言葉

当初、業者はクレームに対し「木を合わせるためにやむなく、二階の二本の柱にだけ単板を張った」と釈明したが、その舌の根の乾く間もなく、一切がでたらめであるとすぐに判明した。よくよく調べてみると、化粧単板張りのインチキ。青ヒバの合計は、柱四五本と鴨居二本。剥がれた中板の補修は、最終的に、柱二一面、鴨居四二面にまで及んだ。剥がれの原因は、いとも簡単な理由である。中の柱材が生木で、しかも収縮率の高い素材だったのに対し、外側に張りつけた中板は乾燥し、収縮率も低い材質の木材を使っていた。

(参考)
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性質が極端に異なる木材を無理やり合体させたのだから、剥がれは、いわば自然の成り行きである。したがって、接着剤で張りなおしても湿度の高い雨や暖房で室内が乾燥する冬季など四季折々の変化を繰り返すうちに、いずれまた単板が剥がれ出すのは確実だった。補修はあくまで、一時の見栄えを何とか保つための手段にすぎない。「品質が悪くて値段も安い外材の米ツガを使って坪一〇二万円なんて、とんでもない。」これは、クレーム後も一向に抜本的な解決策を出してこない業者の対応に不安を抱いたAさんが、知り合いの大工さんに頼んで見てもらったときに言われた言葉である。